女性には女性特有の病気があります。

おはようございます。

 

女性はホルモンバランスの変化により体調に変化があります。

生活習慣に加えて、女性ホルモンの影響により年代ごとにかかりやすい病気があります。

女性ホルモン量の推移と年代別のかかりやすい病気

・10代、20代 月経障害、性感染症

・30代 月経障害、子宮筋腫子宮内膜症、子宮頸がん、卵巣のう腫、卵巣がん甲状腺疾患

・40代 乳がん

・50代 子宮体がん、更年期障害、糖尿病等の生活習慣

・60代 閉経後乳がん

・70代 骨粗しょう症認知症生活習慣病、尿失禁、骨盤臓器脱

※かつて日本の乳がんは、欧米と異なり、閉経前が多いことが特徴でしたが、近年は欧米のように閉経後も増加しています。

 

・女性特有のがんをご存じですか?

女性特有のがんが約3割を占めています。

部位別がん罹患割合

乳房21.1%、子宮6.6% 卵巣2.7%

 

・女性特有のがんは増えています。

 

乳がんは決して他人事ではありません。

女性が生涯で乳がんと診断される確率

おおよそ18人に1人(2003年)⇒おおよそ11人に1人(2013年)

50歳から69歳女性の乳がん検診受診率

アメリカ(2012年)80.8% 日本(2013年)41.0%

 

・どんな人が乳がんのリスクが高いのでしょう。

乳がんの原因の一つに「エストロゲン」があります。

これは女性らしい体をつくるために分泌される女性ホルモンです。

乳がんにはエストロゲンが関係しており、初潮から閉経までの期間が長いほど乳がんになりやすいと言われています。

 

乳がんになるリスクが高い方の特徴

エストロゲンの影響

早い初潮、遅い閉経、未出産、高齢出産、肥満等

・その他の危険因子

喫煙、飲酒、運動不足、時間の不規則な勤務等

 

・子宮頸がんのリスクは20代後半から高まります。

子宮頸がんは近年、罹患率、死亡率とも若年層で増加傾向にあります。

子宮頸がん、子宮体がんの違い

・子宮頸がん 子宮の頸部(入口付近)にできる、発症が一番多い、20から30歳代での発症が急増、ほぼ全てヒトパピローマウィルスが原因、ワクチンにより予防ができると言われている。

・子宮体がん 子宮本部にできる、発症は50代以降が多い、近年増加、女性ホルモン(エストロゲン)との関係が深い

20歳から69歳の女性の子宮頸がん検診受診率

アメリカ(2015年)83.3% 日本(2013年)42.1%

 

ではまたです。