がん先進医療

おはようございます。

がんについて調べたことをお伝えします。

がんの新たな治療法や薬剤の開発も進んでいるようですね。

 

〇切らずに治すがんの先進医療「粒子線治療」

がん治療の一つ、粒子線治療とは

先進医療の中でも粒子線治療は「痛くないがん治療」として注目されています。

粒子線治療とは、放射線である粒子線(重粒子線・陽子線)を照射して、がんの細胞を死滅させる治療法です。

〇特徴は

・X線ではリスクが高い位置の腫瘍でも適応可能

・高齢者の方でも治療可能

・早期の場合は根治しやすい

・痛みを伴わない体を切らずに治せる

・短い期間で治療でき外来治療も可能

・社会復帰までの期間が短い

〇治療の概要

・ピンポイントで照射

通常の放射線はX線のため腫瘍の周りにも当たってしまいますが、粒子線は病巣部を集中的に破壊で、正常な組織への副作用が少なく、身体にやさしい治療法です。

〇照射回数

頻度 週3から5回、合計1から40回程度

〇効果が期待されるがん

全てのがんに適応するわけではありません。

眼腫瘍、脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、頭頸部がん、肺がん、すい臓がん、食道がん、肝臓がん、前立腺がん、子宮がん、直腸がん、骨腫瘍

〇治療費

重粒子線治療(技術料)平均約315万円

陽子線治療(技術料)平均約277万円

重粒子線治療の先進医療については、対象となる医療行為や医療機関に制限があります。詳しくは厚生労働省のホームページ等をご確認下さい。また、粒子線治療は、次の一部のがんで公的医療保険制度の対象となりました。

2016年4月(重粒子線治療)切除非適応の骨軟部がん、(陽子線治療)小児がん

2018年4月(重粒子線治療・陽子線治療)頭頸部がん(口腔・咽喉頭の扁平平上皮がんを除く)前立腺がん、(陽子線治療)切除非適応の骨軟部がん。

なお、粒子線治療に係る費用は2016年7月1日から2017年6月30日の実績であり上記の公的医療保険制度の対象となった治療の実績も含んでいます。

〇日本の粒子線がん治療施設(2019年5月1日現在)

粒子線治療が受けられる施設は全国で22か所と限られています。

 

先進医療について調べてみました。

ではまたです。